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フリービット、スマートフォンキャリア事業を分社化、事業投資会社も新設

 フリービット株式会社は27日、スマートフォンキャリア事業を「フリービットモバイル株式会社」として分割し、事業投資会社「フリービットインベストメント株式会社」を設立するなど、グループ体制の変更を発表した。

新コーポレートロゴおよび新コーポレートメッセージ

 フリービットグループが展開するスマートフォン事業「freebit mobile」については、子会社の株式会社ドリーム・トレイン・インターネット(DTI)が設立した新会社であるフリービットモバイル株式会社に継承・分社化する。新会社の代表取締役社長はフリービット社長CEOの石田宏樹氏が兼任。資本金は1000万円。

 フリービット本体は、MVNO事業者に対する支援サービスを提供するMVNE事業にリソースを集中し、現在行っているNTTドコモ回線によるMVNE事業だけでなく、その他の回線事業者との提携なども視野に入れた動きを拡大していくとしている。

フリービットモバイル株式会社にスマートフォンキャリア事業を移管
NTTドコモ以外の回線事業者との提携なども視野に

 また、新規事業の企画、スタートアップおよびM&Aを専業とする事業投資会社として、フリービットインベストメント株式会社をフリービットの100%子会社として設立する。新会社の代表取締役社長はフリービット取締役の清水高氏。資本金は3億円。設立予定日は4月1日。

 フリービットインベストメントでは、フリービットが持つ技術の目利き力や事業再生のノウハウと資産、ビジネスに必要なクラウドをはじめとするインフラ環境の提供などのリソースを最大限に活用。総投資額10億円を基準に、自らの新事業開発だけでなく、シード投資を中心に、国内外の有望なベンチャー企業への投資を積極的に行うことで、将来の成長が予想される「生活革命」と「生産革命」の両領域におけるサービスの開発と事業化を加速していくとしている。

フリービットグループ新体制図

(三柳 英樹)