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リクルート、欧州を中心に飲食店予約サービスを展開する独Quandooを271億円で買収

 株式会社リクルートホールディングスは5日、欧州各国を中心に飲食店向けオンライン予約サービスを展開する独Quandooを、約271億円で買収すると発表した。既に、子会社のベンチャーキャピタルを通じてQuandoo株の約7%を取得しており、今回の買収で100%の保有となる。

Quandoo

 Quandooは2012年創業で、欧州を中心に飲食店向けオンライン予約プラットフォームを運営。2015年2月28日現在、13カ国、6000店以上の飲食店に導入されている。

 リクルートの調査では、欧州5カ国(英国、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス)における飲食店のオンライン予約は、予約全体の約16%にとどまっており、今後大きな成長が予測されると説明。また、Quandooは、ドイツ、イタリア、オーストリア、スイス、トルコ、ポーランドの6カ国で予約可能店舗数がナンバーワンになるなど急成長中の企業だとしている。

 リクルートでは、2014年に子会社を通じてQuandooに一部出資していたが、リクルートの事業運営ノウハウとの融合が、Quandooの今後のさらなるビジネスの発展に有効だとして、株式取得の判断に至ったとしている。

(三柳 英樹)