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「ご当地キャラ」がウェブトラフィック全体の増加に貢献、「AMDアワード」の20周年記念賞に輝く

 一般社団法人デジタルメディア協会(Association of Media in Digital:AMD)の主催で行われている「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー/AMDアワード」が今回、20周年を迎え、特別賞の1つとして「20周年記念ソーシャルインパクト賞」を新設。同賞を「ご当地キャラ」が受賞した(「大賞/総務大臣賞」など、その他の受賞作品については、本誌3月17日付記事「優秀なデジタルコンテンツを表彰する『AMDアワード』、大賞は妖怪ウォッチ、スマニューなども受賞」を参照)。

「20周年記念ソーシャルインパクト賞」を受賞した「ご当地キャラ」

 AMDでは授賞理由として「地域の特産品や観光地などをPRする目的で誕生した『ご当地キャラクター』は、ソーシャルメディアを使った情報拡散により、あらゆる世代を笑顔にしながら、ご当地キャラ達とファンが一体となったネットワークを形成し、単体では不可能な多数の注目と集客を得ている。地域製品の販促だけでなく、地域のイメージ向上や訪問者数の増加、さらにはウェブトラフィック全体の増加など、その経済効果の大きさは計り知れない」と説明している。

 3月16日に行われた授賞式では、一般社団法人日本ご当地キャラクター協会代表理事の荒川深冊氏はじめ、ご当地キャラクターの代表として、ふなっしーの弟のふなごろー(千葉県船橋市)、ぐんまちゃん(群馬県)、イーサキング(鹿児島県伊佐市)、ちっちゃいおっちゃん(兵庫県尼崎市)が登壇。ふなっしーは南極に出荷されたため、弟のふなごろーが駆け付けたという。

(左から)ちっちゃいおっちゃん、イーサキング、一般社団法人日本ご当地キャラクター協会代表理事の荒川深冊氏、ぐんまちゃん、ふなごろー。ぐんまちゃんは喋る設定ではないため、ほかの3キャラクターのトークに耳を傾けていた
一般社団法人日本ご当地キャラクター協会代表理事の荒川深冊氏

 ふなごろーは受賞について「自分たちの地域愛からご当地キャラのみんなが生まれ、そのご当地キャラを大好きと言ってくれる人たちがいっぱいいるからこんな素晴らしい賞がもらえたなっぴ」とコメント。また、荒川氏は「デジタルよりアナログに近いご当地キャラだが、賞をいただいたことをきっかけに、少しでもデジタルに寄っていけるようにがんばります」と述べた。

(山川 晶之)