株式会社ドワンゴと株式会社ニワンゴは、両社が運営する動画サービス「niconico」のイベント「ニコニコ超会議2015」の最新情報を発表した。同イベントは、4月25日・26日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催する。
新企画「超プロレスリング」の開催に異を唱え、「超ワイン畑」を提案したドワンゴ取締役夏野剛氏に襲いかかるボブ・サップ氏 ニコニコ超会議は、ユーザー参加型の大規模イベント、今年で4回目となる。これまでは幕張メッセの1~8ホールで開催していたが、今年は9~11ホールも追加し、幕張メッセ全ホールを貸し切るかたちとなる。昨年開催のニコニコ超会議3では、来場者数12万4966人、最終赤字額7039万3314円を記録している。
ニコニコ超会議2015では、でんぱ組.incや小林幸子氏などが参加するライブステージ「超音楽祭 2015」、アーティストや「ニコ生」での人気番組を生で観覧できるトークステージ「超 SP ステージ」を開催するほか、TM NETWORKの木根尚登氏などが参加する合奏ステージ「超演奏してみた」、ボーカロイド曲によるミュージックエリア「超ボーカロイドエリア」、ニコニコでゲーム実況動画をアップしている実況者や最新ゲームが登場する「超ゲームエリア」、人気アニメに関する体験型アトラクションが充実した「超アニメエリア」などを開設する。
相撲に関連したエリア「大相撲町会議場所」では、土俵に上がり現役力士に胸を貸してもらえる「わんぱく土俵祭り」、イベント中の懸賞幕にユーザーのコミュニティなどが広告を出せる「ユーザー懸賞幕」、相撲協会と力士の全面協力により、人間離れした相撲をとるMAD動画を再現した「リアルSUMOU」を行う。ミュージシャンの向谷実氏プロデュースによる鉄道エリア「超鉄道」では、向谷氏の理想の駅弁や、各社鉄道グッズを販売する。「超描いてみたエリア」では、庵野秀明氏などによる「日本アニメ(ーター)見本市」参加クリエイターによる原画1000点以上を展示する。
新企画として、現役プロレスラーやご当地キャラによるプロレス、イケメンレスラーによる「床ドン」「汗まみれハグ」が見られる「超プロレスリング」、全高10mの「98式AVイングラム」や10体のPepper、操縦者の動きを同期してOculus Riftによる操作が可能な「MMSEBattroid」、技術力の低い人限定コンテスト「ギガヘボコン」が行われる「超ロボットエリア」のほか、「青鬼」「クロエのレクイエム」といった自作ホラーゲームを題材にした、プロのお化け屋敷クリエイターによるお化け屋敷「超ホラーゲームお化け屋敷」などを開催。
また、3000席を備えるイベントスペースを「超フードコート」「超休憩所」として開放。超フードコートでは、マンガのような骨付き肉のメニューや、空耳歌詞が発祥の「あんこ入りパスタライス」などを提供。休憩スペースでは、JAL協力によるファーストクラスシート体験、CAおもてなし体験、フライトシュミレーターのほか、アリーナと客席をつなぐために空港用特殊車両「ステップカー」を用意。そのほか、エリア規模拡大にともない、もう1つの休憩場所として足湯を提供する「超お休み処」も開設する。
そのほか、インターネット上からニコニコ超会議2015に参加できるシステムとして、対応番組にさまざまな演出・グッズを差し入れることができる「あちらのお客様から」システムを実装する。超ホラーゲームお化け屋敷では、視聴者が屋敷の中の参加者を確認しながら、お化けの出現スポットを指示できる“差し入れ”が可能となる。
ニコニコ超会議では、複数の団体・法人が協賛・出展しているが、今回、協賛企業として株式会社サイバーエージェント(超フードコート・超お休み所提供)が初参加する。また、次世代の党、警視庁が初出展。警視庁ブースでは、DJポリスの出演が決定しているという。そのほか、後援として防衛省が初参加する。
一般入場券は、1日券が前売1500円、当日2000円。2日通し券が前売2500円。販売場所は、チケットぴあ、楽天チケットのほか、アニメイトなどの各種ショップでも取り扱う。ニコニコ三井住友VISAカード会員は、会場への優先入場が可能なほか、ドリンクやコンセント、Wi-Fiなどが使用できる「VIPラウンジ」、物販レジでのファストパスなど会員特典がある。また、スマートフォンのniconicoアプリでイベントの開始時間などリアルタイムな情報を通知する「スマホで速報」機能を提供する。
小林幸子氏、藍井エイル氏、でんぱ組.incのほか、航空中央音楽隊、陸上自衛隊中央音楽隊が参加する「超音楽祭2015」 TM NETWORKの木根尚登氏やGLAYのHISASHI氏、ニコニコの人気アーティストが参加する「超演奏してみた」 ニコ生の人気番組が生で観覧できるステージ「超スペシャルステージ」 「超マインクラフト実況ステージ」「ドラゴンクエストXTV 超会議2015ステージ」「超『大逆転裁判』ステージ」「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア ニコニコ超選手権2015 決勝戦」「超アナログゲーム実況ステージ」など、豊富なイベントの「超ゲームエリア」 人気タイトル「スマッシュブラザーズ」の日米決戦が行われるほか、発売前のWii Uソフト「Splatoon」が体験できるコーナーも スーパーマリオ30周年スペシャルステージとして、「ゲームセンターCX」の有野課長がニコニコ超会議に初登場する ボーカロイド曲オンリーのDJ・ライブイベントを行う「超ボーカロイドエリア」 「ボカロMMD」とプラネタリウムを融合した「超ボカロプラネタリウム」。直径10mの手作りドームで、収容人数も前年比4倍に拡大した ボカロゲーム「maimai」ブースでは、収録曲にかかわった人と対戦できるという 「CD原盤の印税は?」や「健康保険はどうすれば?」といったインターネットで活動するクリエイターの悩みに答える相談室を開設 会場のニコファーレにおしかけたniconicoユーザーが歓喜の嵐を巻き起こした「アニメエリア」。「アイドルマスター」では、会場と生放送でプロデューサー体験が可能 ステージプログラムでは、アイドルマスターの声優陣によるイラストコンテストやゲーム対決が2日間に渡り行われる 「超音楽祭2015」にアイドルマスターも出演。また、開催中の超イラストコンテスト第3弾の最優秀賞受賞者には、アイドルマスター公式商品イラスト受注権が贈られる 「弱虫ペダル」ブースでは、6人対6人のロードレース対決が行われる 「SHIROBAKO」では、アニメの収録スタジオが超会議に登場。アニメ本編にアフレコできる 「暗殺教室」では、「殺せんせー」に攻撃できるブースが登場 「ご注文はうさぎですか?」のブースでは、ネット流行語にもなった「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」を叫び、嫁の抱きまくらを獲得するコーナーを開設。ランニングバンジーとなっており、強力なゴムに耐えながら嫁の待つ場所まで到達できる猛者を募る。己の嫁への愛を試せる「あぁ^~体がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」体験ができる。 「ゴルゴ13」ブースでは、超アニメエリアの上空(地上6m)を横切りながら標的を狙撃するガンアクションが体験できる 超会議の会場内に潜伏した「ルパン三世」を探し出す謎解きゲームも行われる 大相撲を超会議に再現する「大相撲超会議場所」では、現役力士に腕を貸してもらうコーナーや、人間離れした超絶技が飛び交うMAD動画「SUMOU」を、相撲協会と力士の全面協力により再現した「リアルSUMOU」を行う ミュージシャン向谷実氏による「超鉄道」ブース。各社鉄道会社によるグッズ販売やステージイベントを実施する 向谷氏の理想の駅弁の販売や、お座敷列車「超会議号ツアー」を実施する 「超描いてみたエリア」では、「日本アニメ(ーター)見本市」参加クリエイターの原画を展示
新企画の「超プロレスリング」だが、ドワンゴの夏野剛氏が会場でやりたくないと発言し、「超ワイン畑」の開催を提案。プロレスラーの男色ディーノ氏が登場して異議を唱えるが、聞く耳を持たない夏野氏の背後にボブ・サップ氏が登場。羽交い締めにされた挙句、男色ディーノ氏に暑い接吻を受け、超プロレスリングの開催が無事決定した(超ワイン畑は実施しない) 「ぐんまちゃん」などのゆるキャラや、アイドルによるプロレスのほか、現役プロレスラーによる本格的な試合を行う リング上でイケメンレスラーたちによる「床ドン」「汗まみれハグ」も行われる オフィシャルグッズとして「ヨシヒコスマホパイルドライバー」を限定1000個販売する 「超ロボットエリア」では、ニコニコ技術部やドワンゴスタッフがプログラムした10体のPepperを設置。その場でPepperをプログラミングして動かせるコーナーも用意する 「機動警察パトレイバー」に登場する「98式AVイングラム」の実物大モデルを展示。劇中衣装で記念撮影できる リアルロボットバトルが可能な「MMSEBattroid ver.0.1」も用意され、人間の動きに同期するロボットを操縦して、OculusRiftによるVR画像を見ながらロボットバトルが可能。相手の攻撃を感じ取れるフィードバックシステムも搭載する 技術力が低い人向けのロボコン「ギガヘボコン」を開催。ダンボールなどを使い技術力の低さを競う。なお、無線通信などを行うと「ハイテクノロジーペナルティ」が課される 3000席をほこるイベントスペースをフードコート・休憩所として活用。これにより、休憩スペースが従来比9倍に拡大した。フードコートでは、マンガの骨付き肉を再現した「マンガ肉」や、空耳歌詞がもとになった「あんこ入りパスタライス」を提供 通常メニューも用意され、ハンバーガーやホットドッグ、ラーメン、カレー、スイーツ、ポップコーンが用意される 「ガールフレンド(仮)」「ボーイフレンド(仮)」とのコラボドリンクを販売 おいしそうな匂いを無料で楽しめる「におい亭 クンカクンカ」が登場。本会場でも設置されるという 別の休憩スペースとして、足湯を提供する「超お休み処」 「ガールフレンド(仮)」「ボーイフレンド(仮)」オリジナルのカルタによる「胸キュンかるた大会」 休憩スペースには、JALが門外不出としている国際線ファーストクラスのシートを体験できるブースを設置。現役客室乗務員によるおもてなし体験も受けることができる イベントホールとアリーナを結ぶために、空港用特殊車両のステップカーを持ち込む フライトシュミレーター体験もできるほか、JALパイロットの指導も受けられる 物販ブースでは「とんとこ飴きり」の松屋総本店が「テレビちゃん」限定飴を発売する 超カチューシャ2015や、オリジナルTシャツなど多数のオリジナルグッズを販売する。画像は、カチューシャを付けた杉本誠司氏(株式会社ニワンゴ代表取締役)