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観光立国実現へ、タイ語・インドネシア語でも日本地図を提供……MapFanがデータ整備

 「MapFan」ブランドのデジタル地図を提供するインクリメントP株式会社は20日、タイ語とインドネシア語の文字表記に対応した日本地図データを整備したと発表した。訪日外国人向けサイト/アプリを展開する企業・組織を対象に、今秋より提供開始予定。

タイ語表記(大阪・阿倍野)
インドネシア語表記(大阪・阿倍野)

 MapFanでは従来より多言語デジタル地図ソリューションを提供しており、日本語のほか、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に対応していた。今回、これにタイ語・インドネシア語が追加されるかたちとなる。インクリメントPによると、日本全国をカバーするデジタル地図で、これら2言語の文字表記を整備したのは業界初だとしている。

 地図上の文字表記(注記)については、機械翻訳により簡易的に多言語に対応する方法もあるが、固有名詞がほとんどということもあり、なかなか適切な結果が得られないという。データベースのレベルで多言語データを整備することにより、地名や駅名などの主要な表示はもちろん、施設名などについても適切な多言語表示が行えるとし、今後も対応言語を拡大していく考えだ。

タイ語表記(東京・新宿)
タイ語表記(札幌)

(永沢 茂)