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「RealPlayer Cloud」が写真・動画のクラウドサービス「RealTimes」に刷新

いい感じの写真・動画を自動で選んでショートムービー自動作成

 米RealNetworksは19日、写真・動画を管理できるクラウドストレージサービス「RealTimes」を公開した。現時点でiPhone/iPad、Android、Windows、Chromecastなどに対応しており、それぞれRealTimesのアプリ/ソフトが用意されている。今後、Mac、Kindle Fire、Xbox Oneなどにも順次対応していく予定。

「RealPlayer Cloud」の後継サービス「RealTimes」(初回ログイン時の画面)

 スマートフォンなどで撮影した写真・動画を自動でアップロードする「自動バックアップ機能」を搭載。アップロードされた写真・動画は、撮影日と撮影場所ごとに自動的に整理されるほか、公開・共有が可能。共有されたユーザーがRealTimesをインストールしていなくても閲覧できる。共有したアルバムに写真や動画を追加すると、共有メンバーに自動で通知する機能も備える。

 また、ショートムービーを自動作成できる「RealTimesストーリー」機能を搭載。アップロードした写真・動画から、最適なものを自動で選択し、BGMを加えて1つのムービーとして作成する。ユーザーが手動で写真・動画を追加・削除したり、さまざまなフィルターを試すことも可能だ。作成したショートムービーはLINEやTwitter、Facebookなどに投稿できる。RealNetworksでは、見て楽しく、簡単に共有できるショートムービーを、膨大な写真や動画から簡単に作成できるとしている。

 利用料は、2GBまで利用できる「Basicプラン」が無料。自動バックアップ機能を有効にすることで5GBまで拡張できる。また、有料プランとして25GBを追加できる「Premiumプラン」が月額499円または年額4980円、アップロード容量が無制限となる「Unlimitedプラン」が月額999円または年額9980円。

 容量以外にもプランごとの差がある。Basicプランは、作成できるショートムービーの長さが最長20秒まで、ムービーに使用できるBGMはあらかじめ用意された10曲のみとなる。Premiumプランは、ショートムービーの長さが最長3分に伸び、BGMに音楽ファイルを使用できる。また、HD画質でのストリーミング再生が利用できる。Unlimitedプランは、ショートムービーの長さが無制限となり、ムービー内のRealTimesロゴが非表示となる。そのほかはPremiumプランと同じ。

 RealTimesは、動画専用クラウドストレージサービス「RealPlayer Cloud」の後継サービスとして提供されるもので、動画に加え、新たに写真を扱えるようになった。RealPlayer Cloudに搭載されていた機能は、Real Timesでも利用可能。また、RealPlayer Cloudのユーザーがアップロードした動画は、自動的にRealTimesのアカウントに引き継がれる。

(山川 晶之)