ぷらっとホーム、IoT導入に必要となる製品・サービスをパッケージにした「IoT クラウドベーシックセット」

　ぷらっとホーム株式会社は28日、IoT（Internet of Things）の導入に必要となる製品やサービスをセットにしたパッケージ製品「IoT クラウドベーシックセット」を発表した。

　IoTの導入に必要となる、センサー、IoTゲートウェイ、クラウドサーバー、ユーザー可視化アプリケーション、通信回線の5つの製品・サービスをワンパッケージで提供。ユーザーがIoTの導入をすぐに開始することができる。

　パッケージを利用することで、低コスト・短期での導入が可能となり、システムの独自拡張や変更・拡大が自由に可能。アプリケーションやデータのフォーマットを実験導入した後、さらに多様なセンサーを追加したり、アプリケーションを独自に追加するなど、トライアンドエラーによる実証やシステムの改良が可能としている。

　モノや空間の状態をデータ化するセンサーとしては、2種センサー内蔵型ビーコン×2を提供。温度センサーと加速度センサーが内蔵されたセンサービーコンで、温度の計測や、センサーの加速度などが計測可能。ビーコン機能も内蔵しており、位置情報管理などにも利用できる。

　センサーとサーバーを中継するIoTゲートウェイとしては、「OpenBlocks IoT BX1」を提供。手のひらにのる極小サイズで、3G・Wi-Fi通信やBluetoothなどの無線通信モジュールを内蔵しており、クラウドサーバーとの通信を容易に実現する。

　データを受信するためのクラウドサーバーとしては、Amazon EC2（利用可能期間3カ月間～）を提供。センサーとアプリケーション間のデータ交換を行うIoTプラットフォームソフトウェア「PD Exchange」も含まれており、パッケージに含まれるアプリケーション以外のアプリケーション開発も行うことができる。

　ユーザー可視化アプリケーションとしては、「PD View Lite」を提供。パッケージに含まれている温度センサーや加速度センサーを可視化するアプリケーションで、データの変化を時系列でグラフ表示させ、閲覧することができる。

　通信回線としては、NTTドコモの3G通信用SIMを提供。NTTドコモのFOMAエリア内で通信が行える。通信回線についてはNTTドコモとの契約が必要。

　製品価格（税別）はクラウドサーバーの利用期間に応じて変動し、利用期間3カ月で9万8000円、6カ月で12万8000円、12カ月で14万8000円。