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Flash Playerセキュリティアップデート、危険度の高い脆弱性を含む35件を修正

 米Adobe Systemsは11日、Flash Playerの深刻な脆弱性を修正するためのセキュリティアップデート(パッチ)を公開した。ユーザーに対してアップデートを推奨している。

 今回公開された最新バージョンは、Flash PlayerのWindows版・Mac版デスクトップランタイムが「18.0.0.232」、Linux版が「11.2.202.508」。Google Chrome、Internet Explorer 11/10(Windows 10/8.1/8)、Microsoft Edge(Windows 10)にそれぞれ同梱されているFlash Playerが「18.0.0.232」。また、今回のアップデートから、延長サポート版が従来のFlash 13からFlash 18ベースとなる。

 アップデートでは、合計35件の脆弱性を修正。脆弱性が悪用された場合の危険度は、4段階で最も高い“Critical”とされている。

 インストールされているFlash Playerのバージョンは、AdobeのFlash Playerについてのページにアクセスすることで確認できる。Google ChromeやIE 11/10、Edgeに同梱されるFlash Playerについては、それぞれのアップデートで更新が適用される。

 Flash Playerについては、ここのところパッチ提供前のゼロデイ攻撃が相次いで確認され、Adobeが緊急のパッチを提供する事態が続いている。今回のパッチについては、悪用などは報告されていないが、ユーザーにはなるべく早くアップデートを行うことが推奨されている。

(三柳 英樹)