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猛暑に便乗、エアコンや扇風機などの偽販売サイトに注意、金銭被害のほかマルウェア感染の危険性も

 エアコンや扇風機、水着など、夏季商材を取り扱う詐欺サイトを多数検知したとして、BBソフトサービス株式会社が注意を呼び掛けている。同社が提供するセキュリティソフト「Internet SagiWall」で検出・収集した詐欺サイトについての、7月度のレポートとして発表したもの。

 BBソフトサービスによると、家電の偽販売サイトはこれまでも多数確認されているが、7月後半以降、猛暑に関する報道が盛んになるのと同時に、暑さ対策の商材の偽販売サイトを多数確認するようになったという。

 「このような詐欺サイトでは、商品を購入しても届かないなどの金銭被害に遭う危険性があるほか、商品を購入しなくても閲覧しただけで、遠隔操作やキーロガーなどの悪意のあるプログラムに感染する危険性も考えられます。不正なプログラムを仕込まれることで、自分が気付かないところでクレジットカード番号や銀行口座へのログイン情報が盗まれる危険性がありますので、値段の安さなどにつられて不用意にサイトを閲覧しないことが肝要です。」(BBソフトサービス)

 BBソフトサービスでは、今年1月の大雪の際には、スノータイヤの安売りでだます詐欺サイトが検知されたとして注意を呼び掛けていた。

 なお、Internet SagiWallによる7月度の総検知数は89万82件で、前月比2.0%の増加。内訳は、ワンクリック・不当請求詐欺サイトが73.42%、フィッシング詐欺サイトが22.10%、マルウェア感染サイトが0.18%、ボーガスウェア(偽セキュリティソフト)配布サイトが3.10%、脆弱性悪用サイトが1.20%。

(永沢 茂)