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NTTドコモ、オンライン学習事業を行う新会社「ドコモgacco」を設立

 株式会社NTTドコモは17日、日本電信電話株式会社(NTT)の子会社であるNTTナレッジ・スクウェア株式会社を、同社からの第三者割当増資引受およびNTTインベストメント・パートナーズファンド投資事業組合からの株式譲渡により子会社化したと発表した。また、8月25日に「株式会社ドコモgacco」に社名を変更する。

 NTTナレッジ・スクウェアでは現在、NTTドコモと共同で大規模公開オンライン講座サービス(MOOC)の「gacco」を提供している。gaccoは、大学教授陣による講義を、学生に限らずPCやスマートフォン/タブレットから無料で受講できるサービス。これまで44の講座を開講し、登録会員数は約14万人、1人あたりの平均受講数は約2.8講座、受講登録者数は延べ約39万人に上る。

 ドコモgaccoでは、NTTドコモと連携し、gaccoの提供を通して培った新しい学びの形態を、官公庁や地方自治体、企業など、法人ユーザーの課題解決手段として提案するなど、ドコモグループの一員として新しいビジネスを推進するとしている。また、インターネットを通してリアルタイムに遠隔地をつなぎ、講座に関連したワークショップを開催するなど、教育の地域格差の解消や地方創生への貢献を目指すとしている。

(山川 晶之)