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KDDIウェブ、「CPI」の共用サーバープランを機能強化、WAFを標準搭載

 株式会社KDDIウェブコミュニケーションズは、ホスティングブランド「CPI」で提供している共用サーバーサービス「シェアードプランACE01」の機能強化を9月29日に実施する。

 シェアードプランACE01は、複数サイトを運用できるマルチドメイン機能やウェブの自動バックアップ、メール機能などを含んだビジネス向けレンタルサーバー。今回の機能強化でウェブアプリケーションファイアーウォール(WAF)機能を標準搭載する。

 WAFの採用により、ウェブアプリケーションの脆弱性を狙う攻撃を防ぐことができるほか、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといった攻撃の対策になる。また、ジェイピーセキュアが提供する「SiteGuard Lite」を標準搭載。マルチドメインでも利用可能。

 このほか、ウェブサーバーにApache 2.2系を採用するほか、コンテンツを圧縮し、転送量を削減することで高速表示できるApacheモジュール「mod_deflate」の導入や、PHP、Perlなどのプログラム実行環境のバージョンアップも行うという。また、SSHの鍵認証への対応や、SFTPのサポートにより、SSHプロトコルを利用したファイル転送機能を追加する。

 シェアードプランACE01の月額費用(税別)は、3カ月契約で4400円、6カ月契約で4100円、12カ月契約で3800円。ディスク容量は無制限だが、共用サーバーのため、サーバーの稼働状況に影響を与えるディスク、リソースを専有した場合、不要ファイル・非稼働マルチドメインの削除などを相談する場合があるとしている。

(山川 晶之)