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Synology、4K映像のトランスコードに対応した2ベイNAS製品「DS716+」

 台湾Synologyは13日、中小企業向けの2ベイNAS製品「DiskStation DS716+」を発表した。発売予定日は11月18日。市場予想価格は7万円台前半(税別)。

「DiskStation DS716+」

 DiskStation DS716+は、Intel Celeron N3150 1.6GHz(ブースト時2.08GHz)クアッドコアCPUとDDR3 2GBのメモリ、ギガビットイーサネットを2ポート搭載。リンクアグリゲーション機能を有効にした状態で、読み込み速度223.47MB/秒、書き込み速度137.19MB/秒を実現。ハードウェア暗号化エンジンを備えており、暗号化ファイルも読み込み速度218MB/秒、書き込み速度141MB/秒で転送できる。

 また、フェイルオーバーにも対応しているので、1つのLANポート接続が故障した場合でもネットワーク接続を維持可能。2台のNASを1つの高可用性クラスタにまとめ、システムの可用性を向上させる「Synology High Availability」にも対応する。

 ハードウェアベースのコード変換エンジンを搭載し、4K映像のトランスコード配信に対応。スマートフォン・PC・テレビなど各デバイスの対応するフォーマットに合わせてストリーミングできる。

 OSはSynology独自のNAS専用「DiskStation Manager」を採用。バックアップからネットワーク管理ができるアプリケーションを利用できるとしている。

  インターフェイスは、USB 3.0ポート×3、eSATAポート×1を搭載。本体サイズは103.5×157×232mm(幅×高さ×奥行)で、重さは1.75kg。工具不要のドライブベイ設計で、ホットスワップに対応する。

(磯谷 智仁)