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FFRI、標的型攻撃対策ソフト「FFR yarai」の教育機関向け特別ライセンスを提供

 株式会社FFRIは18日、標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」の教育機関向け特別ライセンスの提供を開始した。

 FFRIでは、教育機関向けに通常ライセンスの半額でFFR yaraiを利用できる「アカデミック・ライセンス」を提供。対象は、学校教育法第一条で定められた幼稚園、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、盲学校、聾学校、養護学校、大学 (大学院/短期大学を含む)、高等専門学校で、FFRIのホームページやカタログなどでの学校名の公開を承諾することが条件となる。

 また、大学などでサイバーセキュリティ研究を行う研究室向けには、「アカデミック・リサーチ・ライセンス」を提供する。研究目的のみでの利用に限定されるが、無償でFFR yaraiを提供する。マルウェアに関する研究発表などの実績があることが条件で、FFRIへのマルウェア検体の提供、情報交換、共同研究事例の公開など、FFRIのサイバーセキュリティ研究への協力が必要。

 FFRIでは、国立大学などの教育機関は、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)から重要インフラ指定を受けているにもかかわらず、セキュリティ対策が進んでいないとして、今回の教育機関向け特別ライセンスの提供を皮切りに、今後も重要インフラ・教育機関のサイバーセキュリティ対策を支援していくとしている。

(三柳 英樹)