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Google、機械学習ベースの画像認識API「Cloud Vision API」のベータ版を公開

 米Googleは19日、同社の画像認識技術をAPIとして提供する「Google Cloud Vision API」のベータ版をリリースした。

「Google Cloud Vision API」の画像認識例。画像内のオブジェクトを認識して結果を表示

 開発者は、Cloud Vision APIを使用することで、同社の写真ストレージアプリ「Googleフォト」などでも使用されている機械学習をベースにした画像認識技術を自身のアプリやサービスなどに組み込むことが可能。

 画像内で最も支配的なオブジェクトを選定してラベル付けを行う機能のほか、花やランドマーク、商品ロゴの認識、喜び・悲しみ・怒りなど感情の識別ができる。また、OCR機能で複数の言語から画像内の文字を認識可能。

 利用料金は、ラベル検知機能で1000画像あたり2ドル、OCR機能では1000画像あたり0.60ドル。なお、ベータテスト期間中は毎月2000万画像までの利用制限がある。

(磯谷 智仁)