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KDDIとZ会、世界最大の学校向けSNS「Edmodo」を日本語化、静岡県の三島高校を皮切りに正式サービス

 KDDI株式会社、株式会社KDDI研究所、株式会社Z会の3社は、世界最大の学校向けSNS「Edmodo」および同サービスを搭載したタブレット端末を、日本大学三島高等学校(静岡県三島市)に4月より提供すると発表した。

 Edmodoは、米Edmodoが運営する学校向けSNSで、ユーザーは全世界で6200万人。教員は生徒に対して教材や課題を配信でき、生徒はSNS上で課題の提出や質問を行える。保護者も参加でき、グループ(教室)内の議論や課題の内容、生徒の学習状況を把握できる。これまで英語版のみ提供されていたが、KDDIら3社で日本語化を行った。

 3社は、日本語に対応したEdmodoとICT環境を三島高等学校に提供。提携校との交流や長期海外留学中の留学生と教職員、留学生と保護者、留学生同士の情報交換などが行えるようにする。2016年度の高校1年生より順次導入を進め、3年後には全校生徒が1人1台(合計で約2000台)iPadを所有する環境を目指す。

 タブレットは、auの4G LTEおよびWiMAX 2+に対応する「iPad Air 2」を、3年間の保険プランとともにレンタルする。また、iPadを遠隔で管理できるモバイルデバイス管理(MDM)サービス「KDDI Smart Mobile Safety Manager」をあわせて提供する。学校での導入サポートはZ会が担当する。

 KDDIでは、2014年9月に福岡市教育委員会と共同で、Edmodoを利用したICT教育の実証実験を行っている。今回は、実験ではなくサービスとして正式に提供を開始するものとなる。

(山川 晶之)