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NEC、人感センサー付きランプを備えた無線LAN中継機「Aterm W1200 EX-MS」など2機種

 NECプラットフォームズ株式会社は、IEEE 802.11ac/n/a/g/bに対応した無線LAN中継機「Aterm W1200EX」を6月に発売する。価格は7000円前後(税別)。また、照明機能と人感センサーを搭載した「Aterm W1200EX-MS」もラインナップする。価格は8000円前後(税別)。同社直販サイト「Shop@Aterm」や量販店の直販サイトで販売する。

「Aterm W1200EX」
「Aterm W1200EX-MS」

 コンセント直挿しタイプの無線LAN中継機で、5GHz/2.4GHz帯のデュアルバンド同時使用に対応している。通信速度は11acの5GHz帯(2×2)使用時で最大867Mbps、11nの2.4GHz帯(2×2)使用時で最大300Mbps。子機の位置を検知し、集中して電波を送信するビームフォーミング機能にも対応する。さらに、最大25%のノイズ削減により受信感度を向上させる「μEBG」や、超小型アンテナ「μSRアンテナ」を採用することで、アンテナ内蔵型を実現している。

 中継機能は、親機側・子機側とも2.4GHz帯で接続する「Wi-Fi中継機能」、親機側・子機側とも5GHz帯で接続する「Wi-Fi TVモード中継機能」、親機側は5GHz帯で接続し、子機側を2.4GHz帯(あるいはその逆)に切り替えて接続する「Wi-Fi高速中継機能」、親機側は5GHzまたは2.4GHz帯、子機側は5GHz帯+2.4GHz帯の同時使用が可能な「Wi-Fiデュアルバンド中継機能」の各モードがある。

 100BASE-TXの有線LANポートを1基備えており、無線LANコンバーターとしても利用可能。本体の大きさは64×36.9×95mm(幅×奥行×高さ)、重さは約0.2kg。親機と中継機間の各周波数帯の電波強度を3段階で表示するランプを備えており、電波強度を確認しながら適切な設置場所を探せる。ランプはオン/オフを切り替え可能。

 スマートフォンアプリ「見えて安心ネット」にも対応する。接続機器の一覧表示のほか、ルーターに端末が接続された場合、スマートフォンアプリやメールで通知する機能を備える。端末ごとの接続制限も可能。Windows用の簡易版アプリは6月提供開始の予定。端末ごとに接続する時間を設定できる「こども安心ネットタイマー」も利用できる。

 W1200EX-MSは、W1200EXの機能に加え、照明機能と人感センサーを搭載したモデル。センサー範囲は距離約4m、水平方向約±40度、垂直方向約±40度。設定時間内に人を検知すると、アプリやメールで通知する機能を備える。また、検知しなかった場合の通知も可能で、直近1000件までの検知履歴が記録される。

他のコンセントに干渉しないように設置することができる
「見えて安心ネット」は、端末名、端末区分、電波強度/周波数帯、MACアドレス、「こども安心ネットタイマー」のステータス、過去の接続履歴を一覧できる

(磯谷 智仁)