画像で見る「Firefox 3.5」


 Mozillaの最新版Webブラウザ「Firefox 3.5」正式版がリリースされた。Firefox 3.5では、新たなレンダリングエンジンやJavaScriptエンジンの搭載により描画やスクリプト処理を高速化したほか、HTML 5やCSS 3などの最新標準技術にも対応した。

 ここでは、Firefox 3.5に搭載された新機能を、画面を見ながら紹介する。

履歴を残さない「プライベートブラウジング」機能を搭載

新搭載の「プライベートブラウジング」。このモードで表示したサイトの履歴やCookieなどは保存されない。[ツール]メニューから利用できるページの閲覧履歴やCookieのほか、検索バーに入力した内容、パスワード、ダウンロードリストについても保存されない

履歴はサイト単位・指定期間で消去できる

履歴サイドバーの右クリックメニューから、履歴をサイト単位で消去できる最近の履歴を消去する機能を改良。「1時間以内の履歴」「今日の履歴」といった期間で、閲覧履歴やCookieを消去できる。[ツール]メニューから利用できる

タブの切り離し、閉じたウィンドウの復元に対応

各タブをドラッグ&ドロップで並び替えることができ、ウィンドウ外にドラッグすれば新しいウィンドウとして表示されるFirefox 3ではユーザーが閉じたタブの復元に対応したが、Firefox 3.5ではさらに閉じてしまったウィンドウも丸ごと復元できるようになった

スペルチェック機能を標準で搭載

日本語版Firefoxに英語のスペルチェック辞書が標準で組み込まれた。フォーム中の英単語について、スペルミスが赤いアンダーラインで表示される自動スペルチェック機能をオフにするには、[ツール]メニューの[オプション]を選び、[詳細]メニューの[一般]タブで設定できる

位置情報通知機能に対応

ユーザーの位置情報をWebサイトに通知する機能が搭載された。Googleの位置情報機能「Google Location Service」を利用している位置情報を通知する場合には、ユーザーの許可が必要となる

HTML 5やCSS 3など最新標準への対応

HTML 5の<video><audio>タグをサポートし、プラグインを追加することなくOgg Theora/Vorbis形式の動画・音声の再生に対応する。フランスの動画サイト「Dailymotion」がデモを公開しているCSS 3のダウンロードフォント(@font-face)に対応。指定されたフォントをダウンロードして表示する。hacks.mozilla.orgでデモが紹介されている

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(三柳 英樹)

2009/7/1 18:17