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世界中の人とリモート対局可能、手元の駒が自動的に動くチェス盤が愛好家の間で話題に

 インターネットを経由してリモートで対局が行えるチェス盤がKickstarterに登場し、愛好家の間で話題になっている。チェスに限らず、一般的にネット経由でボードゲームの対局を行う場合、実物の駒を移動させるのは物理的に不可能なことから、すべてが二次元のスクリーン上で行われる。しかし「Square Off」と命名されたこの製品は本物となんら変わらないチェスの駒、そしてボードで構成されており、遠隔地で相手が駒を動かすのに連動して手元の駒が自動的に動くのが特徴。説明によると、駒の底面に仕込んだ磁石と、ボードの中にあるロボットアームによって駒を動かしており、すでに置かれた駒にぶつからないようスムーズに移動できるのだとか。相手が本製品を所有していない場合はスマホアプリの画面上でも対戦できるほか、人工知能と対戦するトレーニングモード、さらに過去にプロが行った名勝負の駒の動きを再現するモードも搭載されるなど、マニアにはたまらない一品となっている。3年もの年月を経て開発されたこの製品、価格は2台セットで349ユーロ(約4万円)で、目標金額への到達も間近。順調に行けば来春から出荷される見込みだ。