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その発想はなかった、指ごとに異なる操作を割り当てられる指紋認証デバイスが登場

 スマホなどでは低価格機を除き、すっかり標準装備となった指紋認証。指先でなぞるだけでロック解除などが行える便利さは一度体験すると元には戻れないわけだが、従来とは一味違った指紋認証デバイスがKickstarterに登場し、出資をじわじわと集めつつある。「tapdo」と名付けられたこのデバイスは、指紋それぞれに違ったアクションを割り当てておき、右手の人差指でタッチすると音楽を再生、左手の小指でタッチすると写真を撮る……といった具合に、指紋認証だけで最大20種類の操作ができてしまうユニークな仕組み。指先だけでなく指の付け根の腹などのパターンも指紋として設定できるこの製品、どの指紋にどんなアクションを割り当てたのか正しく覚えておけるかどうかがポイントになりそうだが、毎日同じ操作を繰り返しているのであれば、大幅な省力化に繋がる可能性は確かにある。2017年末までには「ピザを注文」「タクシーを呼ぶ」など大胆な機能も追加されるとのことで、まずは今回のクラウドファンディングが成功に終わるかどうかに注目だ。