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Wi-Fiサービスの利用規約に隠されたトンデモ条件、気付いたユーザーは2万2000人のうちたった1人
2017年7月21日 06:00
会員になるにあたって利用規約をすみずみまで目を通す人は、残念ながらあまり多くはないとみられる。それを象徴するような出来事がイギリスで起こり、海外のSNSで話題になっている。
これは、フリーWi-Fiサービスを提供するイギリスのPurple社が行ったもので、ユーザー登録を行ってサービスを利用できるようにする代わりに1000時間もの地域コミュニティ活動を行わなくてはならないと利用規約に記したものの、これに気付いたのは2万2000人のユーザーのうちたった1人、割合にして0.0045%だけだったというもの。地域コミュニティ活動とは地域のイベントにおける移動式トイレの清掃や迷子になった犬猫の世話、路上のガムの削り取りなどとされているが、実際にこのような義務を課すつもりではなく、ユーザーの意識の欠如を指摘するための実験だったとしている。ちなみにこれらの規約を発見したユーザーには賞品が与えられることになっていたとのことだが、実際に見つけた1人のユーザーがこれを受け取ったのかは、同ブログでは触れられていない。
- 22,000 people willingly agree to 1,000 hours of community service in return for WiFi access(Purple)
https://purple.ai/purple-community-service/ - WiFi Users Agree To Clean Portable Toilets(Geeks are Sexy Technology News)
https://www.geeksaresexy.net/2017/07/15/wifi-users-agree-clean-portable-toilets/
【お詫びと訂正 11:30】
記事初出時、気付いたユーザーの割合に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
誤:0.000045%
正:0.0045%