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■ 「Wikipediaはネットの肥溜」西和彦さんがコラムを公表

　西和彦さんは、過去にさまざまな革新的事業を展開した、IT黎明期の大立て者、のはずなんだけれど、ウィキペディアの記事を見る限り、そうとは思えないのだ。西さんの本当の業績に比べると、実にあっさりした記述だ。2006年のこと、西さんはなぜか、ウィキペディアのこの記事に編集を加えるようになり、ほかの編集参加者と記述の変更を競い合う、いわゆる「編集合戦」の様相になってしまった。編集合戦はいったんは落ち着いたものの、2008年になり「財団預かり案件」なるたいへん珍しい理由で編集保護、変更ができない状態になってしまった。その件について西さんは、「Wikipediaはネットの肥溜」と刺激的なタイトルのコラムを6日に発表している。記事の記述が思い通りにならなかった西さんは、シンポジウムにウィキメディア財団の代表を呼び、直接「言いつけて」みたということらしい。それがこの珍しい「財団預かり案件」の理由というわけだ。さて、2006年当時はともかく、そろそろこの奇妙な理由の凍結も解除要請してみては？

◇ウィキペディア「西和彦」さんに関する記述
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%92%8C%E5%BD%A6
◇ウィキペディア「西和彦」さんに関する記述の変更履歴
http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E8%A5%BF%E5%92%8C%E5%BD%A6&action=history
◇「Wikipediaはネットの肥溜」と題した西和彦さんのコラム
http://agora-web.jp/archives/767360.html