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カバー単体がヤフオクで9万7000円で落札された超レアなSF奇書とは

 栗田信氏のSF小説「醗酵人間」といえば、俗に三大奇書と呼ばれる「ドグラ・マグラ」「黒死館殺人事件」「虚無への供物」とはまた違った意味での奇書として、マニアの間ではよく知られた存在だ。詳細は以下のリンク先をご覧いただきたいが、最近まで絶版だったこともあり、オークションでは40万円ほどの価格がついたこともあるほどだ。さてそんな「醗酵人間」のカバー単体が数人による入札合戦の結果、10万円弱という高値で落札されるという珍事が発生して話題になっていた。どのような経緯があって本体なしのカバーと帯だけでの出品に至ったのか定かではないが、写真を見ても本体付きと誤解されるような要素はなく、ガチでの落札とみられる。本体は先月復刻されて読むことが可能になったようなので、今回の話題で興味を持った人はチェックしてみるとよいだろう。

◇カバーのみ●栗田信●醗酵人間●雄文社/貸本小説●帯付(ヤフオク!)
http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g134134431
◇ヤフオクで40万円!『醗酵人間』の魅力とは?(東洋経済オンライン)
http://toyokeizai.net/articles/-/32466

(tks24)