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扉を開けたり植木に水をやったり……iPad自走ロボに「アーム付き」が登場

 iPadに自走式のボディを合体させ、テレビチャットを経由して遠隔地の会議に出席できるDouble Robotics社製のロボット「Double」が話題になったのは記憶に新しいが、このたびIndiegogoに登場して注目を集めているのが、自走式のボディに加え、物体を掴むことが可能なアームを備えたロボット「ORIGIBOT」。基本的に移動しかできなかったDoubleと比べると、今回のORIGIBOTはアームを用いて扉を開けたり、体が不自由な人に飲み物を届けたり、観葉植物に水をやったりと、遠隔操作でさまざまなアクションが行えることが特徴だ。動画を見る限りでは動きはまだまだぎこちなく、また腕の動きも「上下のスイング」「つかむ」「回転」のみと、人間の腕に比べると動作の範囲は限られているが、アームとグリップが付属した最小構成で599ドルと、従来製品の数分の1の価格を実現していることもあってか、資金は順調に集まりつつある。前述の「Double」は代理店によって日本でも販売されているが、こちらも順調に進めば、日本国内で買えるようになる日も近そうだ。

◇ORIGIBOT: Affordable Telepresence Robot w Gripper(Indiegogo)
https://www.indiegogo.com/projects/origibot-affordable-telepresence-robot-w-gripper
◇Double Robotics
http://www.doublerobotics.com/

(tks24)