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車イスのまま乗り込んで独力で運転できる電気自動車、いよいよ本格的に予約開始

 車イスに乗った状態で長距離を移動するとなると、リフトまたはスロープを使って乗降するウェルキャブと呼ばれる車両を使うのが一般的だが、米国で車イスのまま乗り込んで自分で運転できる電気自動車の予約販売が始まり、一部で話題になっている。「KENGURU」と名付けられたこの自動車、見た目は一人乗りの軽乗用車なのだが、トランクにあたる車両後部が開き、車イスごと乗り込めてしまう構造。運転は車イスに座ったままジョイスティックを横倒しにしたようなハンドルで行い、乗降まですべて一人でできるという仕組みだ。車両自体は1年以上前に発表されていたが、その後Dellなど大手スポンサーに目処がつき、また米国およびヨーロッパでは購入にあたって補助金が支給されることも決まったとのことで、ここにきてようやく本格的に動き出したというわけ。日本での取り扱いはまったくの未定だが、車イスの利用者にとって画期的なソリューションだけに、成功を期待したいところだ。

◇Kenguru
http://www.kenguru.com/

(tks24)