● ここがオススメ!
印象のよい履歴書作成のコツを、5つのステップで解説。テンプレートも無料でダウンロードできる。履歴書作成に役立つキャリア整理も指南しており、こちらも専用用紙が用意されており、即印刷して利用可能だ。
● ツボを知って、ひとりよがりにならない“見せるための履歴書”を作る
ご存じの通り、履歴書は就職・転職に欠かせない大事な書類である。面接にたどり着く前に、自分に変わって先に就職希望先に赴き、担当者と最初に対峙する自分の分身ともいえる存在だ。1次の書類審査で、担当者は履歴書を見て次に進むか否かを判断していくわけで、そこにいない本人は口を挟む余地などない。分身である履歴書に書かれた内容だけが頼り。
どんなに良い資質があっても、この書類審査の段階ではねられたら次はないのだ。2次以後の面接でも、履歴書は資料として使われ、履歴書に書いたことから質問されることが多い。そこで、今回は履歴書作成のノウハウがわかる「デキル! 履歴書作りのコツ」を見てみよう。
「デキル!履歴書作りのコツ」では、履歴書作成までの手順を、5つのステップに分けて解説している。いきなり書き始めるのではなく、自分のキャリア整理からスタートしている点がポイントだ。
単に履歴書そのものの書き方や、好印象を与えるコツの解説にとどまらず、まずはそれまでの「自分」を振り返り、キャリアや強み、弱みを見極めようと促す。いわば仕事における自分史のようなものなので、これから進もうとする方向を熟考するにも役立つうえ、一度作成してしまえば、半永久的な資料として残せるという利点もある。さらに10年後のビジョンもあわせて考えた上で、用途別の履歴書の説明や、具体的な作成のコツへと進んでゆくのだ。
「STEP2」以降では、具体的な事例をもとに、履歴書作成のコツが簡潔に説明されており親切だ。「STEP5 送付物3点セットの常識」も必見。特にビジネスマンなら「送付状」も忘れてはならない。ポイントごとにダウンロード可能な専用のPDFファイルが用意されており、キャリアの整理に即利用可能となっている。履歴書のテンプレートも「一般タイプ履歴書」「バイト・パートタイプ履歴書」「転職者タイプ履歴書」の3種類がダウンロード可能なので、書き損じの際にも柔軟に対応できる。
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用途別の履歴書と、コツの解説例。手書きの履歴書は書き損じのたびに廃棄せねばならないため、残り枚数にヒヤヒヤすることも。自由に印刷できると助かるのだ
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書き方のポイントは、事例が添えられておりわかりやすい
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新卒採用であっても、中途採用であっても、分け隔てなく作成を求められる履歴書。単に市販の用紙を買ってきて、適当に升目を埋めればよいというものではないらしい。自分を売り込むプレゼン資料を作成するつもりで望まねばならないのだ。
ちなみに、実際に履歴書を見る立場の方に伺ったところ、手書きかパソコン入力かというのはあまり気にならないらしい。要するに印象は担当者次第といったところのようだ。一般的には手書きが良いとされているようだが、誠意がこもっているであろう手書きの履歴書でも、あまりに悪筆で読むのが困難(苦痛)だった、なんて話もある。どうしても気になる方は、パソコン入力に頼るしかないだろう。しかしどこにも自筆がないというのは機械的な印象を与えてしまう恐れがあるため、送付状や宛名を自筆にするといいだろう。
なお、転職組に必須の「職務経歴書」の書き方にお悩みの方は、「デキル!職務経歴書のコツ」および「行列のできる職務経歴書相談所」を参考にするといいだろう。
関連情報
■URL
デキル!履歴書作りのコツ
http://career.biglobe.ne.jp/tool/rireki/
「超便利! ビジネスに役立つ無料サイト」連載バックナンバー
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/biz_site_backnumber/
2007/10/30 11:34
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すずまり 大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。 |
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