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Jストリーム、ライブ中継の売上が大幅減~第1四半期決算


Jストリームの白石清代表取締役社長
 ストリーミング専用のインフラ事業を手がけるJストリームは6日、2004年3月期第1四半期の決算を発表した。売上高は320,355,000円と前年同期比で4.9%増加したが、営業利益は54,101,000円の損失、経常利益は54,219,000円の損失だった。

 部門別の売上を見ると、同社の主力事業のうちオンデマンド放送部門の売上が順調に伸びている一方で、ライブ放送部門が大きく減少している。オンデマンドが178,692,000円で前年同期比15.2%の増だったのに対して、ライブは23,233,000円で49.4%の減となった。

 この理由について白石清代表取締役社長は、8日に都内で開催された決算説明会において、景気後退の影響によりイベントのネット中継には「ひとえにスポンサーが付かない」と説明。一方で、株主総会などを中継するIR案件では、事後も視聴できるオンデマンドが好まれる傾向にあるとしている。

 なお、同社の製造原価における比率はやはり通信費がもっとも高く、54,567,000円で27.4%を占めている。前年同期は51,873,000円だった。同社では今年4月、Yahoo! BBのネットワークに直結するかたちでエッジサーバーを設置したが、これも通信費増につながった模様だ。ただし、これにより、300万近いYahoo! BBユーザーに対応できる快適なストリーム配信環境ができたとしており、同社のストリーミング配信インフラを「差別化できる要因」(白石社長)だと自信を見せた。


関連情報

URL
  IRリリース(PDFファイル)
  http://www.stream.co.jp/company/investor/ir_pdf/gyoseki_2004_03_1q.pdf
  関連記事:Jストリーム、中間決算発表で順調ぶりをアピール
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/1126/jstream.htm


( 永沢 茂 )
2003/08/08 18:58

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