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携帯電話を利用して都度課金に便利な小額決済向け「epassword」


イーパスワード社長の田付　洋氏
　株式会社イーパスワードは、携帯電話にワンタイムパスワードを発行することによって、小額決済を行なうサービス「epassword」の説明会を開催した。間もなくJ-Phoneやau端末を対象にサービス開始する予定で、来年にはiモードでも提供したいとしている。

　epasswordは、PCや携帯向け有料コンテンツの購入時に、携帯電話からワンタイムパスワードを必要な金額分だけ購入し、その発行されたパスワードを有料コンテンツの認証時に利用すると、有料コンテンツが利用できるようになるサービスだ。イーパスワード社のサーバーからワンタイムパスワードが発行される時に、購入した分の金額が携帯電話の利用料金として課金されるため、コンテンツを携帯電話の料金感覚で購入することができるほか、クレジットカード情報などを入力する必要が無い。

　具体的には、有料コンテンツを購入する時の決算手段に「epassword」を選択すると、携帯電話から特定のURLへアクセスするように表示される。携帯電話でそのURLにアクセスすると、“100円分のepasswordを購入する”などの項目が表示され、その中から自分が購入したい金額を選択できる。金額を選択すると、1度だけ認証に有効なワンタイムパスワードが発行されて、購入金額は携帯電話利用料金として携帯電話会社に課金される。その後、発行されたワンタイムパスワードをコンテンツホルダーのWebサイト上で入力すると、認証されて有料コンテンツが利用可能になるという流れだ。イーパスワードでは、「おおよそ200円くらいの小額決済がメインの決済額になるんではないか」と予測している。

　コンテンツホルダーは、epasswordを利用することによって、ユーザーにクレジットカード情報などを入力させること無く決済させることができる。料金は、申込金が300,000円、利用手数料はAタイプが月額手数料無料の認証手数料が「コンテンツ代金×9％」、Bタイプが月額手数料が30,000円で、認証手数料が10円／回となる。

　イーパスワードは、「epasswordは、100円から200円といった小額決済で、さらに都度課金を行ないたい場合に有効だ。また、携帯電話利用料として課金されるため、クレジットカード決済などと比較して、利用上の不安が無いだろう。すでに7社のコンテンツホルダーが契約しており、そのうちの1社が間もなくサービスを開始する予定だ」と語った。


システム概要 決済時の携帯電話画面の流れ
関連情報

■URL
　 イーパスワード
　 http://www.epw.jp/


（ 大津 心 ）
2003/08/08 17:20

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