ネット広告は、本当に効果があるか? こんな問いに独G+J EMSおよび独TOMORROW FOCUSが答えた。両社は、ALFA ROMEOテストというネット上のキャンペーンを試験的に展開。このテストは、自動車製造業のAlfa Romeoと協力して行なったもので、広告の記憶率は、単一のメディアのみと接触があった場合は4.9%しかなかったのに対して、ネットと紙と両方への接触があった場合は、13.5%にもなることがわかった。実に100%以上の相乗効果があったことになる。市場での認知率も5.9%から9.8%に上昇。また、このテストでネット広告にかかったコストは、全体の8%とコスト負担は小さい。
今回は5,000人を対象に雑誌社のサイトなどでネット上のキャンペーンを行なっている。キャッシュをトラックする技術などを併用して、印刷媒体のみか、ネット媒体のみか、あるいは両媒体を利用する層であるかを判断する。効果の指標として、広告の記憶率、市場における知名度、スローガンの記憶率、市場におけるイメージ、製品購入意欲、製品への関心などが調査された。いずれの効果においても、ネット併用による相乗効果が大きいという結果になっている。今後は、広告・キャンペーンを行なう場合、ネットを併用するケースが多くなりそうだ。
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■URL
ニュースリリース(独文)
http://www.tomorrow-focus.de/presse/pressemitteilungen/pressemitteilung_inhalt.asp?news_id=397833681139994277773101793303
( Gana Hiyoshi )
2003/08/12 13:03
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