警察庁は、BlasterウイルスによるDoS攻撃について、16日午前2時にその影響は見られないとの報告を発表した。
 
  Blasterウイルスは16日以後に起動するとwindowsupdate.comというドメイン名で示されるIPアドレスへのDoS攻撃を行なうようプログラムされている。警察庁によれば、このwindowsupdate.comというドメイン名からIPアドレスを取得するのに必要なデータをマイクロソフトがDNSから削除し、Blasterウイルスが攻撃先のコンピュータを特定できない状況になっていることが、影響が見られない理由と推定されるという。DoS攻撃によるインターネット全体への影響はほぼ心配なくなったと言えるだろう。
 
  ただし、Blasterウイルスの感染活動は依然として継続しているため、警察庁では引き続きウイルスの駆除と感染予防を呼びかけている
  関連情報
 
 
■URL 
  いわゆる「Blasterワーム」の攻撃活動について (続報) 
  http://www.cyberpolice.go.jp/important/20030816_020142.html
 
 
・ 15日のBlasterウイルス関連情報~JCERT/CCほか(2003/08/15) 
・ 爆発的流行の兆し? Blasterウイルス対策マニュアル(2003/08/13) 
・ Windowsの脆弱性を攻撃するウイルス、国内で流行中~対策リンク集(2003/08/12) 
 
 
( 鷹木 創 )
 
2003/08/16 13:55
 
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