長野県松本市は21日、庁内の情報系ネットワークがウイルス「Blaster」とその亜種「Blaster.D」に感染したと発表した。
庁内の外部接続可能なパソコン全940台のうち、少なくとも300台が感染したという。19日の8時30分に感染を確認し、9時30分に情報系ネットワークを切断した。現在も市宛ての電子メールの送信、インターネットによる市の施設予約サービスが停止している。
松本市職員が18日に自宅に持ち帰った公用パソコンがウイルス「Blaster」「Blaster.D」に感染、19日にそのパソコンを庁内の情報系ネットワークに接続したため被害が広がった。松本市は、全端末のウイルスチェックと感染予防対策を実施した上で、23日中の復旧を目指すとした。なお、情報系ネットワークとは別のネットワークである、住基ネットワークや業務系ネットワークでは問題は起きていないという。
関連情報
■URL
市情報系ネットワークのウィルス感染対策状況
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/www_cbox/html/ jouhou/sozokan/maintenance/news20030821/index.htm
松本市公式ホームページ
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/
・ MSとベンダー各社のBlasterウイルス対策CD-ROM、27日から順次配布開始(2003/08/22)
・ 日本郵政公社、社内LANシステムが「Blaster.D」に感染したと報告(2003/08/20)
・ シマンテック、「Blaster.D」が社内ネットワーク混雑させていると警告(2003/08/20)
・ わざわざ修正パッチを当ててくれる“親切な”Blaster亜種が登場(2003/08/19)
・ 爆発的流行の兆し? Blasterウイルス対策マニュアル(2003/08/13)
( 釜谷 建 )
2003/08/22 17:41
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