DDIポケットは22日、Blasterウイルスへの対策として、PRINおよびDIONを利用しているユーザーに対して同ウイルスの侵入経路であるTCPポート135番を遮断したことを公表した。
Blasterウイルスは、Windows NT/2000/XPの脆弱性を利用するワーム型ウイルス。TCPポート135番などを利用して侵入する。今回DDIポケットでは、ウイルス対策として135番ポートを利用した通信ができないように遮断する措置をとった。影響を受けるのは、PRINもしくはDIONを利用しているDDIポケットユーザーのうち、135番ポートを使用したサービスの利用者だ。なお、PRINやDION以外のISPを利用しているユーザーへの影響はない。
同社によれば、「135番以外のポートについては遮断する予定はない」としているが、「Blasterウイルスの終息する時期がはっきりしない以上、当面は続行する」という。また、KDDIによれば、「135番ポートを閉じることは通常サービスにも影響が出る。今回の措置はDDIポケットユーザー限定のもので、固定網などで利用しているDIONユーザーに対しては行なわない」としている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ddipocket.co.jp/biz/news/info/082201.html
・ 爆発的流行の兆し? Blasterウイルス対策マニュアル(2003/08/13)
・ Windowsの脆弱性を攻撃するウイルス、国内で流行中~対策リンク集(2003/08/12)
・ Windowsの重大な脆弱性を攻撃するウイルスを危険度を上げて警告(2003/08/12)
・ MSとベンダー各社のBlasterウイルス対策CD-ROM、27日から順次配布開始(2003/08/22)
( 鷹木 創 )
2003/08/25 16:25
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