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KDDI、ブロードバンドに関する調査結果を発表


 KDDIは、日本全国のインターネットユーザーを対象とした「ブロードバンドに関する調査」の結果を発表した。この調査は、10代から40代のインターネットユーザーを世代ごと100名ずつランダムに抽出、合計400名を対象として行なったもの。

 プロバイダーの選択理由では、全体の37.5%が「利用料金」を挙げており、「通信速度」が16.3%で2位につけている。ただし回線ごとに見ると、ADSLは「利用料金」が53%と半分を超えているが、「通信速度」は7%と低い。また、光ファイバとCATVは「利用料金」「通信速度」がともに約30%を占め、通信速度がより重要視されていることがうかがえる。

 利用料金の満足度は、「大変満足」「満足」を含め全体の39.1%が満足しているが、ADSLでは満足度が36%と若干低い。対する光ファイバは44%が満足、そのうち「大変満足」が19%を占めており、料金の満足度はADSLユーザーよりも光ファイバユーザーが高いことが見てとれる。

 通信速度に関する満足度では、全体の47%が満足と回答している。ただしこちらもADSLが37%と全体より10%低いのに対し、光ファイバは「大変満足」の17%を含め、71%が速度に満足している。ナローバンドは26%と満足度が最も低く、CATVは54%とADSLと光ファイバのほぼ中間となっている。

 コンテンツについては、全体の63%が利用しておらず、22.5%が「利用したいコンテンツがない」と感じているという。ADSLの場合コンテンツを利用しないユーザーは54%と全体よりも若干少ないのに対し、CATVは68%、光ファイバは66%が利用していない。

 今後の光ファイバの導入意向については、ナローバンド、ADSL、CATVユーザーの66%が「どちらかといえば」を含めて導入を考えているという。回線別に見ると、ナローバンドの72%が光ファイバの導入を考えており、ADSLが68%とこれに続く。CATVは57%で、ADSLユーザーと比較すると光ファイバに対してやや消極的な姿勢がうかがえる。

 光ファイバーを導入することでどのように変化するかという点では、全体の42%が「インターネットの利用時間が増える」、38.3%が「コンテンツを楽しむことが多くなる」と回答している。ADSLの場合、29%が利用時間が増える、46%がコンテンツを楽しむようになると回答しており、ADSLユーザーのコンテンツに対する期待が感じられる結果となっている。


プロバイダー選択のポイント

光ファイバの導入意向

関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2003/0825b/index.pdf
  関連記事:インフォプラント、「自宅がブロードバンド接続は50.8%」と発表(Broadband Watch)
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/2399.html


( 甲斐祐樹 )
2003/08/25 16:48

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