マイクロソフトは25日、「Microsoft BizTalk Server 2002 Service Pack 1(SP1)」の提供を開始すると発表した。同社Webサイト上からダウンロードできるほか、有料情報提供サービス「TechNet サブスクリプション」を利用すればCD-ROMで手に入れることができる。デベロッパ向けのサービス「MSDN」からも入手可能。
BizTalk Serverは、XML形式のデータ交換を企業間で実現するためのサーバーソフトだ。SP1では、BizTalk Server 2002が提供開始された2002年2月以降の各種修正プログラムを含むほか、Windows Server 2003にも対応した点が特徴だ。適用対象のエディションは、BizTalk Server 2002 Enterprise Edition/Standard Edition/Developer Edition/Partner Edition/120日間限定評価版の5モデル。
脆弱性に関しては、2003年5月に発表されたBizTalk Server向けの累積的修正プログラムなど、BizTalk Server 2002向けに過去発表された修正プログラムをすべて含んでいる。この修正プログラムには、HTTP受信機能のバッファオーバーランによって任意のコードが実行されてしまう深刻度“重要”の脆弱性も含まれている。そのほかにも、BizTalk Serverインストール時に作成されるIIS仮想ディレクトリに対するアクセス権を変更し、設定面でのセキュリティ強化が図られている。
また、2003年6月に発売されたWindowsサーバーシリーズの最新バージョン「Windows Server 2003 日本語版」にも対応した。対応するエディションは、Microsoft Windows Server 2003 Standard EditionとEnterprise Editionで、Web Editionには対応していない。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1681
関連記事:米Microsoft、「BizTalk Server 2002」の一般発売を開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0205/bts.htm
( 大津 心 )
2003/08/25 17:46
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