トレンドマイクロ株式会社は25日、URLフィルタリング製品「InterScan WebManager ホームエディション」を10月25日よりISP向けに発売すると発表した。この製品には、ISPユーザー側のPCにインストールするクライアントモジュール、ISP側に設置するLookUpサーバーモジュール、Updateサーバーモジュールの3つが含まれている。クライアントモジュールの対応OSは、Windows 98/98SE/Me/2000/XP。
InterScan WebManager ホームエディションでは、家庭のユーザーがWebブラウザにURLを入力すると、ISP側に設置されたLookUpサーバーでURLをチェックし、有害情報を含むURLだった場合、アクセスロックを行なう。対応Webブラウザには、Internet Explorer 5.5 SP2以降、Netscape Navigator 6.1以降、Opera 6.06以降が推奨されている。
有害サイトのURLデータベースはISP側で一括管理されるため、ユーザーは常に最新のデータベースによるフィルタリングが可能。クライアント側でプロキシー設定が不要なため、アクセス速度の低下も発生しないという。未成年者の利用を想定して、親などの管理者がパスワードにより、起動、設定、常駐などの管理ができるのも特徴だ。
トレンドマイクロでは、2001年8月から企業や教育機関向けにゲートウェイ型の「InterScan WebManager」を販売してきた。現在、インターネット世帯普及率は81.4%に達しており、またインターネット利用者の75%が「有害サイト」にアクセスしたことがあるという。従来のゲートウェイ型Webフィルタリングサービスでは、家庭内でWebブラウザのプロキシ設定を行なう必要があり、ISP側でもネットワーク構成を変更する必要があったことから、同社では家庭向けの製品投入に踏み切ったという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2003/news030825.htm
( 岡田大助 )
2003/08/26 12:23
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