米Macromediaは25日、Webコンテンツ作成ツール群「MX」シリーズの後継として「MX 2004」を発表した。今回発表されたのは、「Macromedia Flash MX Professional 2004」「Macromedia Flash MX 2004」「Macromedia Fireworks MX 2004」「Macromedia Dreamweaver MX 2004」「Macromedia Studio MX 2004」および「Macromedia Flash Player 7」など。これらは9月よりWindows、Macintosh版ともに出荷される予定だ。
「Dreamweaver MX 2004」では新たに、CSSツール、secure FTP、ASP.NET対応などが図られた。また、Microsoft WordやExcelとのシームレスな連携に対応したほか、PHPのサポートなど機能が向上した。価格は399ドル(アップデート版は199ドル)。
「Flash MX 2004」は、従来のFlash MXの後継製品。ActionScript 2.0に対応したほか、CSSのサポートによりFlashとHTMLのハイブリッドサイトの構築が可能になった。価格は499ドル(アップデート版は199ドル)。
新製品となる「Flash MX Professional 2004」は、アプリケーション開発者などをターゲットにしたFlash作成ソフト。開発ソフトVisual Basicで使われているようなフォームベースのユーザーインターフェイスを採用している。また、SOAPやXMLなどに対応しているほか、ビデオコンテンツをプロ用のビデオ編集ソフトと連携して作り出すことが可能になった。価格は699ドル。Flash 5やFlash MXからのアップデートも可能で、こちらは299ドルとなっている。
「Fireworks MX 2004」では、複数人のチームで開発する機能が強化された。また、ビットマップ画像とベクター画像を取り扱う新しい描画ツールも実装されている。価格は299ドル(アップデート版は149ドル)。
「我々は、2002年にMacromedia MXを発表し、業界やユーザーのデジタル体験の向上に挑戦した。我々の顧客は、我々が想像していた以上のものを作り出した」と同社CEOのRob Burgess氏はコメント。「我々は、顧客が作り出したものやフィードバックからMX 2004を完成させた。この新製品は顧客に新しいレベルの創造性とデジタル体験を与えることになる」とも語っている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/2003/mx_2004.html
( 岡田大助 )
2003/08/26 12:25
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