| BIOSメーカーの米Phoenix TechnologiesとNetwork Associates(NAI)は25日、BIOSレベルでPCをウイルスから守る分野で提携したと発表した。
 
 提携では、Phoenix社のPhoenix Core Managed Environment(cME)を利用することによって、PCのハードディスク上にHost Protected Area(HPA)を作成し、その中にNAIのウイルス対策サービス「McAfee VirusScan Online service」をインストールすることによってセキュリティを高めるというもの。HPAとは、ハードディスク上の秘密領域のことで、この秘密領域内にウイルス対策ソフトをインストールすることより、ウイルスの攻撃や、ハッキングなどからウイルス対策ソフトを守ることができるという。
 
 具体的に、Phoenix社が提供するBIOSのOEM提供に際して、McAfee VirusScan Online serviceの30日トライアル版が付与される。このサービスを利用することによって、24時間常に最新版の定義ファイルに自動更新される環境において、PCを防御することができるという。また、万が一ウイルスに感染してしまった場合でも、HPA上からウイルスの駆除や隔離などを安全に行なうことができるとしている。
 
 PhoenixやNAIでは、BIOSレベルでウイルス対策サービスを提供するため、OSに依存せず、さまざまなプラットフォーム上で安全にウイルス対策サービスを提供できると説明している。
 関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース(英文)
 http://investor.phoenix.com/en/about+phoenix/investors/news+releases/ReleaseDetail.cfm?ReleaseID=116659&Year=2003
 
 
 
 
( 大津 心 )
2003/08/26 17:34
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