ノルウェーのOpera Software ASAは27日、「Opera 7.20 for Windows Beta」をリリースした。表示速度が向上しているほか、アラビア語やヘブライ語など右から左へ書く言語をサポート。同社では「Operaは本当の意味でグローバルなブラウザになった」としている。ただし、ベータ版であるため上級ユーザー以外には勧められず、常用しているOperaとは違うフォルダーにインストールして試すように推奨している。
Opera 7.20 for Windows Beta 7の主な変更点は以下の通り。
・右から左へ書く言語をサポート
・ページのレンダリングとJavaScriptのチューニングによる速度向上
・OSのロケール(言語や国などの地域情報)を元に対応する言語セットを使用してページを表示
・marqueeやblinkタグの実装
・画像表示速度の向上
・セキュリティ向上のためにパスワードのポリシーを、1)最低6桁、2)最低1個のアルファベットと1個の非アルファベット文字を使う、3)非西洋言語の文字セットから最低1個の文字を使う──の中から選べるようにした
OperaのCEOであるJon S.von Tetzchner氏はこのバージョンの特徴について、「我々のテスターからのフィードバックは一致している。それはOpera 7.20が著しく速度とパフォーマンスを加速させるということだ」と述べている。Tetzchner氏の言うテスターとは、Operaを支援しているボランティアグループ「Elektrans」と、Operaのニュースグループなどで活躍しているパワーユーザーたちのこと。このグループがOpera 7.20のプリベータテストを行ない、リリースされる前に重要なバグが修復されているかどうかを確認している。最終的なOpera 7.20 for Windows正式版は、近く発表になる予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.opera.com/pressreleases/en/2003/08/28/
関連記事:「Opera 7.10 for Windows」と「Opera 7.10 for Linux Beta」リリース
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0411/opera.htm
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/08/29 12:29
- ページの先頭へ-
|