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「W3C Markup Validator」がバージョンアップし、よりわかりやすく


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 W3Cが運営している「W3C Markup Validator」が、バージョン0.6.5ベータ1へとバージョンアップした。W3C Markup Validatorは、指定したページがW3C標準規格通りに記述されているかどうか調べ、エラーを報告してくれるサイトであり、さまざまなブラウザ環境で同じようにページを表示させるために有用なツールとなっている。

 今回のバージョンアップで大きく変わった点は、「Verbose Output」オプションを指定すると、エラーメッセージを解説付きで表示できるようになったことだ。従来のバージョンでは解説がなかったため、エラーメッセージの意味を調べるために自分で書籍やWebなどを調べなければならず、エラーの数が多い場合はかなりの手間がかかっていた。筆者が実際に使ってみたところエラーメッセージは丁寧で、これを見るだけで多くのエラーを修正できそうだ。

 このほか、「Fussy Parsing」モードが追加された。「Fussy」には“神経質な”という意味がある。Markup Validatorがこのモードで動作している時には、ページが技術的には許されている記述方法であったとしても、多くのブラウザで“使用上の問題”が生じ得るる点まで細かく指摘される。

 W3C Markup Validatorの開発チームでは、このベータテストで大きな問題が発見されなければ、0.6.5を正式バージョンとして近々リリースする予定だ。


関連情報

URL
  バージョンアップ情報
  http://validator.w3.org:8001/whatsnew.html#t2003-08-26
  W3C Markup Validator
  http://validator.w3.org:8001/


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/09/01 13:08

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