教育コンテンツを配信する日本エデュネットと、医療ベンチャーのイーホープは、2003年秋からインターネットを利用した検診サービス「在宅人間ドック」を開始する。利用料は分単位の従量制が検討されているが、詳細は未定。
在宅人間ドックは、タブレット、ヘッドセット、Webカメラなどを利用して、インターネットのテレビ電話でカウンセリングが受けられるサービスだ。ユーザーは、ネット上に公開される医師のデータから、あらかじめ受診したい医師を選択。提供される「採血キット」で血液検査用データをそろえて、医師のカウンセリングを受けることができる。ただし、「現在の法制度では、このような方法で医療行為を行なうことは不可能で、あくまでカウンセリングのみ提供する」(日本エデュネット)としている。
サービスを受けるために必要なタブレットやヘッドセット、Webカメラはレンタルも可能で、日本エデュネットの提供している教育コンテンツ「ハローe先生」で利用されているものを借りることができる。また、テレビ電話も、日本エデュネットが独自に開発した「ハローe先生」向けのシステムを流用する。
カウンセリングにかかる時間は、1回約20分程度を想定。イーホープによれば、当初10~20名、将来的には100名程度の医師が待機する体制を敷くという。
両社では、海外駐在員など遠隔地に赴任している社員も利用できるとし、個人ユーザーだけでなく、法人ユーザーにも利用を働きかける方針だ。
関連情報
■URL
日本エデュネット
http://www.j-edunet.net/
イーホープ
http://www.ehope.co.jp/
( 鷹木 創 )
2003/09/01 17:17
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