米調査会社IDCは、ウイルス対策ソフト市場が今後5年間成長し続けるだろうとの見通しを発表した。
同調査によれば、2002年のセキュリティ関連の支出ではウイルス対策ソフトが最も主要な部分を占めた。対前年比31%増の合計22億ドルを売り上げた。今後5年間もウイルス対策ソフト市場は成長を続け、2007年には44億ドルの市場規模に成長すると予測している。
この予測の根拠としてIDCセキュリティ製品サービス調査部長Brian Burke氏は「ウイルス対策ソフトは最新版でなければ意味がない。企業顧客では長い間かかってこの認識がすでに定着しているが、個人ユーザーや小規模事業主の顧客もライセンス更新によるアップデートサービスの必要性を認識しつつある」と述べ、コンシューマの認識の変化を指摘した。
こうした変化は数字にも表われており、2002年に企業と個人ユーザーのウイルス対策ソフト支出はともに増加したが、個人市場における増加は企業の増加を8.5%上回っている。
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■URL
ニュースリリース(米IDC、英文)
http://www.idc.com/getdoc.jhtml;jsessionid=NXZBSJVKHQV1WCTFA4FCFFAKMUDYWIWD?containerId=pr2003_08_20_082241
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/09/03 11:23
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