マイクロソフトは4日、WindowsのNetBIOSの問題によりPCのメモリ上の情報が漏えいする可能性のある脆弱性「MS03-034」を警告した。任意のコードなどは実行される可能性がないことから、深刻度は低めの“注意”に止まっている。
実際に攻撃者がこの脆弱性を悪用した場合、攻撃者は攻撃対象のPCへ送信した「NetBIOSネームサービス」のクエリーに対する応答を分析することによって、攻撃対象PCのメモリ上に存在する別のデータを読み取ることができるという。
対象となるOSは、Windows Server 2003/XP/2000/NT Server 4.0 TSE/NT Server 4.0となっている。
この脆弱性を修正するためには、それぞれのOS向けに用意された修正パッチを適用すればよい。修正パッチはマイクロソフトのWebサイト上、もしくはWindowsUpdateから入手できる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/MS03-034ov.asp
( 大津 心 )
2003/09/04 12:07
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