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バーチャルデモは販売可能性を最大5倍増加させる~米大学研究結果


 Webサイトで商品に触れるバーチャルデモを用意しているサイトは、静的な情報しか提供していないサイトに比べて、商品を販売できる可能性が2~5倍増加するとの実験結果を米ワシントン大学の準教授が発表した。

 これは、ワシントン大学ビジネススクールのマーケティング担当準教授Ann Schlosser氏の研究によるもの。Schlosser氏は「人が商品と相互作用できるバーチャルデモは、消費者が製品を利用している状況をより生き生きとイメージできるようにし、その結果、彼らが商品を購入する可能性を増加させる。我々は、人が製品を使用している状況をより簡単に思い浮かべることができればできるほど、彼らがそれを買う可能性が増加することを発見した」と述べた。

 実験では、被験者はあるメーカーのWebサイトでデジタルカメラについて学んだ。そこにはバーチャルデモが置いてあり、マウスを使ってデジタルカメラのボタンを押して写真を撮り、それをプレビューし、削除することができた。これらの被験者がそのデジタルカメラを購入する可能性は、被験者が同じ状況で文書による情報を読んだり、ビデオを見たり、アニメーションを見た場合に比べてはるかに高かった。実験では目的物と相互作用できた場合の購入意欲の方が、同じ情報を受動的に受けたときよりもはるかに高いという結果が得られたという。

 教授の論文「Experiencing Products in the Virtual World: The Role of Goal and Imagery in Influencing Attitudes Versus Purchase Intentions」は、「Journal of Consumer Research」の9月号に掲載される。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.washington.edu/newsroom/news/2003archive/09-03archive/k090303.html


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2003/09/05 12:39

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