NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、KDDIやNTT-MEなど全国規模のVoIP基盤ネットワークをもつ事業者6社と相互接続に向けた交渉を行なっていることを明らかにした。すでに、ぷららネットワークスを含め2社とは基本合意に達し、年内をめどに3分8円程度の通話料金で相互接続を行なう予定だという。
NTT Comの持つVoIP基盤ネットワークと相互接続へ向けた基本合意に達した事業者は、ぷららネットワークスとフュージョン・コミュニケーションズの2社。NTT Comによれば、年内をめどとする相互接続時の通話料金は3分8円程度を見込んでいるという。
また、KDDIやNTT-ME、日本テレコム、パワードコムの合計4事業者とも相互接続へ向けた交渉を行なっていくことも明らかにした。4事業者との相互接続時期は未定だが、NTT Comでは基本合意に達した事業者から、順次相互接続を行なっていくとしている。
KDDIは、すでに日本テレコム、パワードコムとの間でVoIP基盤ネットワークを相互接続済み。3社の利用者間通話は無料となっている一方で、今回NTT Comとの相互接続時の通話料は有料が見込まれている。この点についてKDDIは、NTT Comから相互接続交渉の打診を受けた段階でまだ何も決まっていないとした上で、同社としては通話料無料で接続先の拡大をしていきたいが、事業者との交渉によっては通話料が有料になる場合もあるとした。
なお、NTT Comでは今回交渉を行なっていない事業者とも接続要望があれば交渉を行なう考えであるとコメントしている。また、KDDIも相互接続へ向けた交渉は事業者問わず行なっていきたいと述べた。
関連情報
■URL
NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
関連記事:KDDI、日本テレコム、パワードコムがIP電話の相互接続を実施
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0617/ip.htm
( 村松健至 )
2003/09/05 14:50
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