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IPA、未踏ソフトウェア創造事業の採択プログラムを発表


 情報処理振興事業協会(IPA)は5日、平成15年度「未踏ソフトウェア創造事業」の採択プログラム90件を発表した。今回の公募では406件の応募が寄せられていた。

 未踏ソフトウェア創造事業は、平成12年度から開始されたスーパークリエーター(独創性を有した優れた個人)の発掘・支援を目指した公募事業。経済産業省では「IT分野、中でもソフトウェア関連分野における世界での成功例を見ると、スーパークリエーターにより比較的短期間で生み出されたものが多い」としている。

 同事業は、個人のアイディアを積極的に評価する観点から、複数の審査員による合議制ではなく、IT分野において自らも秀でた実績と能力を持つプロジェクト・マネジャーが、それぞれ独自の視点からの評価に基づきプロジェクトの選定を行ない、その後の進捗管理、評価まで責任を負うというユニークな制度となっている。

 平成15年度に採択された90件のうち、採用された者の42%が学生・大学院生だったのが特徴的で、平均年齢は30.8歳だった。採択されたテーマは、「blogページの自動収集と監視に基づくテキストマイニング」、「GRIDに対応した自動並列分散化コンパイラとその視覚化支援環境の開発」、「放送型配信における鍵漏洩抑止スキームの拡張」、「ハイパーリンク空間からのネットゲームコンテンツ生成支援」などとなっている。


関連情報

URL
  IPA 平成15年度「未踏ソフトウェア創造事業」
  http://www.ipa.go.jp/NBP/15nendo/15mito/
  経済産業省(報道資料)
  http://www.meti.go.jp/kohosys/press/0004458/


( 岡田大助 )
2003/09/08 12:26

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