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SecureSuiteのログイン画面、指紋認証の画面が表示されている。「Longhorn」では、同様のシステムを標準搭載するために共同開発中だという
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ネットマークスは10日、米I/O Software社と提携し、マルチデバイス認証ソフトウェア「SecureSuite Family」の国内販売を開始すると発表した。価格は、クライアント側が1ライセンス4,500円から、サーバー側が2,800,000円から。
SecureSuiteは、I/O Software社が開発したマルチデバイス認証ソフトウェアだ。Windowsへインストールすることにより、パスワードに代わる認証方法として、生体情報とFeliCaなどのスマートカードやUSBトークンなどを組み合わせた認証を可能にする。
具体的には、WindowsへのログインをSecureSuiteへ置き換えることが可能となり、PCへのログインをマルチデバイス認証に変更することが可能。また、フォルダやファイルを暗号化し、生体認証無しでは閲覧できなくする情報漏えい防止機能や、アプリケーション起動時に認証を必要とするアプリケーション起動制限機能、銀行やクレジット会社のWebサイトを閲覧すると、SecureSuiteが記憶しているIDやパスワードを自動的に入力する機能も備えているため、ワンタイムパスワード的な利用方法も用意されている。
I/O Software社の鈴木逸平氏によると、「Microsoftと共同開発を行なっており、時期Windowsである『Longhorn』では、SecureSuiteと同様のサービスが標準実装されるべく開発を進めている」とのこと。
またネットマークスの亀井陽一取締役は、「現在ファイアウォールやIDSなど、ネットワーク型のセキュリティ分野は日本においても充実しつつあるが、情報漏えいの大部分を占める人的な漏えいを防ぐための認証分野は“これから”の分野だ」と語った。
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I/O Software社の鈴木逸平氏
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ネットマークスの亀井陽一取締役
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SecureSuiteが記憶しているIDやパスワードを自動的に入力するところ。指紋認証すると、右上にポップアップが現れて自動的にID・パスワードを入力してくれる
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SecureSuiteのコンソール画面
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関連情報
■URL
ネットマークス
http://www.netmarks.co.jp/
I/O Software
http://www.iosoftware.com/
( 大津 心 )
2003/09/10 14:42
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