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シマンテック、複数の機能を搭載したファイアウォールアプライアンス


シマンテック代表取締役社長 杉山隆弘氏
　シマンテックは、複数のセキュリティ機能を搭載したファイアーウォールアプライアンス「Symantec Gateway Security 5400シリーズ」を発表した。10月7日から発売し、価格は563,000円～。

　Symantec Gateway Security 5400シリーズは、ファイアウォールやVPNなどの機能を統合したアプライアンス。Symantec Antivirus Scan EngineによってFTP/HTTP/SMTPに対するウイルススキャンが可能なゲートウェイアンチウイルス機能や、シグネチャのパターンマッチングとManhuntのプロトコル異常検知技術による侵入検出を組み合わせた侵入検知／防止機能、業務に無関係のWebサイトへのアクセスを禁ずるURLベースのコンテンツフィルタリング機能などを搭載。ファイアウォール機能とゲートウェイアンチウイルス機能を組み合わせることによって、アンチスパムの効果も実現できる。

　同社では、6つのイーサネットポートを搭載した中小企業向け「Model 5420」（1U）、ギガビットイーサネットを6ポート装備した中規模企業向け「Model 5440」（2U）、ギガビットイーサネットを8ポート装備した大企業向け「Model 5460」（2U）を用意。それぞれVPN（3DES）暗号化アクセラレータを搭載し、Model 5460には同アクセラレータを2台搭載している。このほか、Model 5440とModel 5460のFTTH対応モデル「Model 5441」と「Model 5461」も提供する。

　各モデルとも、50、100、250、無制限の接続ノード数によるライセンスと、各セキュリティ機能を動作させるためのライセンスを設定。価格はユーザー数500名程度のModel 5420が563,000円～、ユーザー数2,500名程度のModel 5440が1,263,000円～、ユーザー数4,500名程度のModel 5460が1,963,000円となっている。なお、ファイアウォール機能とVPN以外の各機能は、それぞれライセンスを購入しアクティベーションすることで利用可能になる。

　シマンテック代表取締役社長 杉山隆弘氏によると、従来モデルに比べてスループットを改善したという。Model 5420では最大200Mbps、Model 5440/5441では最大1.4Gbps、Model 5460/5461では最大1.8Gbpsのスループットを実現。「セキュリティレベルを向上すると、スループットが下がるといった二律背反を克服した」としている。

関連情報

■URL
　 ニュースリリース
　 http://www.symantec.com/region/jp/news/year03/030924.html


（ 鷹木 創 ）
2003/09/24 15:23

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