ソースネクストは、同社が発売しているMcAfee.comのセキュリティ対策ソフトについて、今後の取り扱い方針を発表した。国内では、日本ネットワークアソシエイツ(NAC)が10月1日よりコンシューマ向けのMcAfee製品の販売を開始することになっているが、ソースネクストでも同日以降2004年1月28日まで現行のMcAfee.com製品の出荷を継続する。
ソースネクストが現在国内で販売しているのは、「McAfee.comウイルススキャンオンライン」「McAfee.comパーソナルファイアウォールPlus」など4製品。新バージョンがNACから発売されることで、しばらくの間は発売元の異なる2種類の製品が存在することになる。NAC版との差異についてソースネクストでは、McAfee.comウイルススキャンオンラインの場合は、ユーザーが設定できる機能の数と価格が異なっているが、ウイルスを対策する性能(具体的にはウイルス定義ファイル)に差異はないとしている。このため、ソースネクスト版を「コストパフォーマンスに優れた簡単機能のエントリー版」、NAC版を「ソースネクスト現行製品の多機能版」と位置づけ、ユーザーの目的により、手軽にセキュリティ対策を行ないたい場合は標準価格1,980円のソースネクスト版、多機能を求める場合は標準価格3,980円のNAC版を使用することを推奨している。
その他の製品については、ソースネクストではNAC版の機能との差異は未確認だという。ただし、パーソナルファイアウォール製品などでは、バージョンが異れば性能自体に差があることが予想される。NAC版の製品の詳細は、近く発表される予定だ。
なお、McAfee.comウイルススキャンオンラインなどのユーザーが1年間の有効期限以降も継続して使用したい場合に、Web上で継続手続きをすることで有料で有効期限を1年間延長できるサービスは9月いっぱいで提供を終了する。10月以降、ソースネクスト版のまま継続を延長したい場合は、店頭でソースネクスト版パッケージを購入するかたちとなる。一方、ソースネクストによれば、Web上での継続手続きサービスは10月以降NACから提供されるが、価格体系はNAC版に準ずるものになるという。
関連情報
■URL
ソースネクスト「マカフィー・ドットコム」
http://www.sourcenext.info/mcafee/
関連記事:NAC、10月よりコンシューマ向けの「McAfee」製品の取り扱いを開始
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0729/mcafee.htm
( 永沢 茂 )
2003/09/24 18:42
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