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国別に攻撃手法を分析した図。米国ではバックドアを確認する攻撃が前月比で3倍以上に増加した
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警察庁は、24時間監視を行なっているサイバーフォースセンターのデータを分析したレポートを公開した。
同レポートによれば、8月の攻撃の検知数は34,973件、検知ホスト数は8,634件。Slammerウイルスの活動とTCP1080ポートへの攻撃が大幅に減ったことにより、前月比で検知数は8,100件、検知ホスト数は990件減少。ポートスキャンの減少により、攻撃手法の割合ではワーム型ウイルスの割合が半数近い47%を占めた。
7月に比べ、Slammerウイルスが約3,100件、TCP1080ポートへの攻撃が約5,500件減少したが、バックドアの存在を確認する攻撃活動は1,784件増加。米国からの攻撃に限れば、バックドア接続要求が1,981件で全体の17.3%を占めるなど、対前月で3倍以上の増加が見られた。
発信元国別では、8月は111カ国からの攻撃を検知。検知数は上位から米国、韓国、中国と続き、これら3カ国だけで検知した攻撃数の半数以上、57%を占める。
関連情報
■URL
8月のインターネット治安状況分析(警察庁、PDF)
http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/150925_2.pdf
( 工藤ひろえ )
2003/09/26 16:50
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