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NTT情報流通プラットフォーム研究所所長の畠中優行氏(左)とNTT-X常務取締役の大町雄一氏
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日本電信電話株式会社(以下NTT)と株式会社NTT-Xは、NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発したWebクルージング技術「InfoLead」を利用した総覧型3DWeb検索サービスの実証実験を開始した。期間は2004年3月末まで。「FieldExplorer」専用のクライアントソフト(無料)をダウンロードすることで誰でも利用できる。対象OSはWindows XP/2000。Internet Explorer 6.0以上があらかじめインストールされている必要がある。
今回の実験サービスは、複数のWebページのサムネール画像を高速生成して3D空間内に同時に表示する技術「InfoLead」を利用した専用ソフト「FieldExplorer」を使用して、gooでの検索結果を3Dで数十件以上表示するというもの。平面・立方体・縦円筒・横円筒などに表示の並び替えや、表示された画面のズームアップ、リンク先に表示された画像の一括検索などの機能を搭載した。検索した画面をInternet Explorerで表示させることもできる。
実験では2003年12月末までを第一次評価検証とし、応答性能や安定性、操作性などを検証。ユーザーやスタッフからフィードバックを得て、2004年1月には専用ソフト「FieldExplorer」の改善版をリリースする予定だ。FieldExplorerのダウンロードは2003年12月末までに1万本、2004年1月~3月末までに10万本を見込んでいる。実験の結果によってはNTT関連会社の各ポータルに対して提供するほか、他社検索サービスへの提供も検討しているという。
なお、NTT情報流通プラットフォーム研究所が開発したInfoLeadはすでに、2002年6月より学術向けに公開していた。InfoLeadでは表示するサイトを関連付けて、表示されたサイトの位置を決定できたが、今回の実験サービスでは、サイトの並び順は検索結果そのままに並べているという。NTT情報流通プラットフォーム研究所所長の畠中優行氏は「メタデータなどのデータを取得できれば、更新時刻や内容によって並び順を変更することも可能だ」と今後の機能強化についてコメントしている。
また、NTT-Xの大町雄一常務取締役は「新しい技術を体験できる“gooラボ”というコーナーをWebサイト上にオープンした。今回の実験はその第1弾で、今後もgooならではの技術を公開していきたい」と語った。
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サンプル画像
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実験概要
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt.co.jp/news/news03/0310/031007.html
実験概要
http://goo.ntt-infolead.net/
関連記事:NTT、Webページが浮遊する3D空間をクルージングできる「InfoLead」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0617/il.htm
( 鷹木 創 )
2003/10/07 18:27
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