NTTデータと全日本空輸(ANA)は10日、成田空港で「e-チェックイン実験」を12月から2004年3月まで実施すると発表した。国土交通省が推進する「e-エアポート構想」の一環として実施するもので、バイオメトリクス(生体認証)技術を利用して搭乗手続きを迅速化するシステムの検証を行なう。
NTTデータでは2002年5月に米Imaging Automation社と提携し、バイオメトリクス技術と偽造防止機能付きパスポートリーダを融合したセキュリティソリューションの研究を行なってきた。
今回の実験では、成田空港の旅客ターミナルにANAがバイオメトリクス機能搭載の自動チェックイン機を設置。インターネットで販売したチケットを発券する際、カメラで搭乗者の顔の情報を読み取り、2次元バーコード化して搭乗券に記録する。一方、搭乗ゲートなどには顔認証機能を搭載した端末を設置し、搭乗券の情報と照らし合わせることで搭乗者のすり替わりを防止する。
関連情報
■URL
NTTデータのニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2003/101000.html
ANAのニュースリリース
http://svc.ana.co.jp/pr/03-1012/03-128.html
( 永沢 茂 )
2003/10/10 19:39
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